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01:小川直人/モダンビジネス [4:08] 試聴
小川直人 Vocal, Synthesizer, Rhythm Box, Guitar, Effects
札幌モンド電子音楽界を代表する、スキンヘッドの巨漢”小川直人”。パフォーマンスでは狼のように
吠えながら、千手観音の如く山積みしたアナログシンセ群を自由に操り、圧倒的な存在感を示す。
02:鼓動タカナリ/似てゆく [1:29] 試聴
鼓動タカナリ Vocal, Guitar
”鼓動タカナリ”は、孤独な狂気を静かに操る詩人だ。淡々と歌われる屈折した世界は、いつの間にか
聴く人を小さな別宇宙へ連れ去る。まるで、優しい誘拐魔のような音楽。
03:角煮/みやげもの [4:17] 試聴
マエダアオイ Vocal, Guitar
おざきゆみ Vocal, Drums
”マエダアオイ”と”おざきゆみ”の2人による、ロック音楽と意味不明の儀式(アート?)の融合。
頭のネジを外した制約ナシの自由なパフォーマンスに、いつも観客は唖然とさせられる。
見る聴く味わう笑う呆れる…観る者の五感を刺激するチームが”角煮”だ。
04:F.H.C./RUSTIC LETTERS [3:21] 試聴
かさいあつし Chapman Stick
ルミ Accordion
安藤邦博 Contrabass
チャップマンスティック、コントラバス、アコーディオンなどを使い、変拍子を多用した幻想的な
インストゥルメンタルの世界を、”F.H.C.”は構築する。目の前で美しい編み物が織り上がって
行くような、精密で楽しげな音の輪舞!札幌のライブではしばしばVJも参加し、万華鏡のような
世界を魅せてくれる。
05:高橋幾郎/PICNIC ON THE QUICKSAND [3:35] 試聴
高橋幾郎 Oscillators
「ハイライズ」「光束夜」「マヘルシャラルハシュバズ」「渚にて」「Che-SHIZU」「不失者」「LSD-MARCH」
など、伝説のバンドの数々でドラマーとして活躍してきた、日本アンダーグラウンド界の重要人物”高橋幾郎”。
ソロワークでは、大量の発信器や自作楽器を使い、空間いっぱいに音の在り方そのものを変容させる。
舞踏家・室野井洋子とのユニット=「あの世のできごと」も、国際的に活動中。
06:桃缶の悪夢/メドレー [4:29] 試聴
イズミユウコ Vocal, Guitar
まりちゃん Vocal, Percussion
碧衣スイミング Vocal, Guitar
留美 Vocal, Guitar
”マエダアオイ”(角煮/碧衣スイミング)、”留美”(F.H.C.)、”イズミユウコ+まりちゃん”(ポニーメリドロメ)
の強力な合体による、悪夢のように不条理をたくさん孕んだ、素敵な暗黒音楽。ガーリーなポップスと
あなどるなかれ。足元に置かれた桃の缶詰は、甘美に見えて…案外毒入り。
07:The Magic Spandex(Richard Horner&高橋幾郎)/"Uli's Tripte" [4:31] 試聴
Richard Horner EBow, Guitars, Bass, Moog, Synths, Alto Clarinet, Bells
高橋幾郎 Drums
「LSD-MARCH」「テニスコーツ」などの録音を手がける、音響家”リチャード・ホーナー”と、”高橋幾郎”の
変幻自在のユニット。全く異なる音響造りへの方法論が、ねじれながらも融合する。
08:コルネリ/深緑の目をしたこどもの歌 [2:29] 試聴
おざきゆみ Vocal, Organ
Recording Guest / Michel : Bass (Green Apple Quick Step)
「角煮」の”おざきゆみ”のソロ。バンドで見せるお茶目さとはまた違った、純粋な輝きを持った美しい
曲の中に、子どもの素直さと、だからこその残酷さが常に同居する。柔らかげな言葉の中には、
異世界への亀裂が見え隠れする。
09:モハメドアリキャンペーン/Look No Further. Serendipitous SeriousCesspool. Water Pulse Gun. [2:11] 試聴
Hirayama Vocal, Guitar
Inu Bass
Ichi Drums
1ステージ30分で30曲!!息をもつかせないマシンガンサウンドを乱射する、轟音テロリスト”
モハメドアリキャンペーン”。ちなみに、ベースを担当する元「まぐろ」の”犬”の弦はいつも一本だけ、
しかも斜めに張ってある。
10:お〜ば〜け〜&His Magic Band /くろいゆめ [3:28] 試聴
ミミ Vocal, Guitar
双一 Vocal, Guitar
富江 Vocal, Percussion
富江、双一、ミミの3人の幽霊達による、深夜のお座敷アシッドフォークソング。ゆら〜り濡れて
揺れながら、つやめいた唄声に、しだれ柳のサイドギター、小雨のごときドラミング…。
うらみつらみの、黒い煙に落ちていく。
11:TRANSFLUXION /Gates of void [4:33] 試聴
TRANSFLUXION Synthesizer and Various electronic devices
秘密の地下実験室に潜み、名機EMSによる圧倒的音力によって、地球征服を計る死神博士の
作った電子音楽。”TRANSFLUXION”の音響に身をゆだね、不可視のチューブウェイに乗って
彼方へと。
12:ハヤシヒロト/ステップ [5:28] 試聴
ハヤシヒロト Vocal, Guitar
Recording Guest / ルミ : Accordion にゃん : Bass Clarinet ヨシダコウイチ : Violin 高橋幾郎 : Drums
時に炸裂し、時にはふっと、押し黙る。変幻自在に感情のニュアンスを伝える”ハヤシヒロト”のギターと、
呟くような不思議な歌。ロマンや我慢や矜持や意地がいろいろ詰まった、どうしようもない”男の世界”を、
甘く優しく、そして切なく聴かせてくれるのだ。
13:ピロピロスパンコール/ぼく 坊さん(インテリ テクノMIX) [1:48] 試聴
KAMADARI Vocal, Synthesizer, Sampler
P-HASU Vocal, Synthesizer, Sampler
”カマダリエ”&”ハスダユキ”による、キッチュでポップで、おまけに微量の劇物もカラフルにトッピング
された、ピキーンと甘いエレクトリックお菓子サウンド。ぶっ飛んだ衣装とステージングで、ぐだぐだに
”やられる感”いっぱいのパフォーマンスは、宇宙人のエンタメ。
14:ちょっとちゃん/ツナのキャンディー [2:50] 試聴
にゃん Vocal, Drums
みづほ Vocal, Violin
ドラムの”にゃん”と、バイオリンの”みづほ”による、おもちゃ箱をひっくり返したような、はちゃめちゃに
可愛い音楽。スタンスはいつも自由で大胆、と同時にとても”音楽的”だ。衝動とコンストラクションを
ジェットコースターで行き来する、落差の楽聖たち。
15:ビラビ〜ラ/ネコちゃん [3:16] 試聴
クサ マヨイ(ex まるす) Vocal, Guitar, Percussion
サイケ天使”クサ マヨイ”のアシッド子守唄は、優しく頭を撫でられているうちに、深ーい地獄に
落とされてしまう。不安定こそがこの世のすべて――と気づいたその瞬間には、自我さえも
溶かされている。すなわち、ある意味、シド・バレット級音楽。
16:ARA-ORA/雲はれた時(Live) [5:12] 試聴
新江一志 Vocal, Bass
ハヤシヒロト Guitar
ORA Gutar
高橋幾郎 Drums
元「パイナップル4.9」の新江一志、美術家のORA、ハヤシヒロト、そして高橋幾郎による、美しく
イカレタ大人の音楽。あたかも、行き先の分からないピクニックが、迷子なのか徘徊なのか
いつも微妙な如し。
17:ポニーメリドロメ/窓はあけない [4:22] 試聴
イズミユウコ Vocal, Guitar
まりちゃん Vocal, Percussion
演劇界から飛び出した奇才”イズミユウコ”と、歌うようにリズムを生み出す”まりちゃん”の、へんてこ
フォークデュオ。口ずさみ易いフレーズと素直な歌詞と、ややアニ声。なのにアンダーグラウンド。
18:RUI NAGATA/tozan-guchi [3:33] 試聴
RUI NAGATA Tape Recorder, Microphone, Guitar
エレクトロニクスと肉体の確かな融合を感じさせる”RUI NAGATA”のパフォーマンスは、沈着冷静さと
情熱が、また、繊細さと大胆さが同居している。機械音、轟音、肉声が渾然一体となった音の壁は、
無機と有機の境界をなくし、メディテーションへと我々をいざなう。だが本当は、札幌の山の奥、山羊と
静かに暮らす電子仙人なのだ。
19:留美/エレマ [4:34] 試聴
留美 Vocal, Guitar
70年代からタイムスリップしてきた留美は、静かにガットギターを奏でながら、月夜に咲く小さい花の
ように美しい歌を紡ぐ。この懐かしいエモーションはしかし、本当は乱反射した現在なのだ。誤解と
理解の網目を、するりと抜けてたたずむ歌姫。
湿った質問/MOIST QUESTION is licensed under a Creative Commons 表示-非営利-継承 2.1 日本 License.